睡眠障害について
今日患者様で眠りが浅い、寝られないという方が来られたので、今日は睡眠についての栄養学的に。
この睡眠障害は思ているよりもかなり悩まれている方が多いみたいで僕が学生の時に、たしかうつ病より患者数が多いという事を聞いたことがある。
睡眠が浅いという事や、なかなか眠気が来ないという事は、脳が興奮状態にあることや、脳の働きを抑制できていないという事になる。夢を見るをいうことは脳の働きが抑制できないためと考えられる。
脳内の働きを抑制するために必要な脳内伝達物質が、セロトニンとメラトニンである。
このセロトニンとメラトニンを作るために必要なアミノ酸がトリプトファン、ビタミンはB6、鉄分である。
特に鉄分が不足すると「ムズムズ脚症候群」、海外では「レストレスレッグス シンドローム」と言われる症状がでる。これは、普段抑制できている感覚を感じ取ってしまうため、睡眠に足がムズムズしてしまったり、足がつったようになる症状である。これがかなり多くの人を悩ませている。当院でも何人かこの症状を訴えた方が多かった。
この鉄分不足は日本ではかなり深刻で、女性の9割が鉄分不足であらしい。うつやパニック障害、多動、摂食障害などにも(ほかにももっとあるが)関係している。思春期の女性や妊婦の方は是非摂っていただきたい。
(病院で鉄の点滴をすることがあるらしいが、むき出しの鉄を体内に直接入れると肝臓の機能を低下させるので注意してください)
ビタミンB3(ナイアシン)が不足するとビタミンB6が大量に使われてしまうためビタミンB3(ナイアシン)も一緒にとってくださいね!!ナイアシンも統合失調症の治療に使われるので人間の精神に大切です!!
皆さん良い睡眠をとって頑張っていきましょう!!
ビタミンB2が不足すると早く老ける
こんにちは。
かのえ鍼灸整骨院の宮川です。
寒いですが、皆さんお元気でしょうか?
さて今週の栄養学は「ビタミンB2不足すると早く老ける。」
です。
ビタミンB2はクエン酸回路や電子伝達系でエネルギ―代謝の役割がある。また生体内で脂肪、炭水化物、たんぱく質の代謝や呼吸、赤血球の形成、抗体の発育に必要です。
さらに、皮膚や爪、頭皮などの健康状態やビタミンAとともに視力を保つ。ビタミンEとともに抗酸化作用を促し、過酸化脂質の分解に働くなどなど、まだまだたくさんその作用があるのですが、とりあえず人間にとって物凄く大切なビタミンであります。
さてさて今回は老けるということなのですが、このビタミンB2は種々の栄養素の代謝における基本機能を果たすので欠乏すると最初に皮膚などの細胞回転が速い組織が症状として現れます。口角炎や鼻部のニキビが症状として出てきます。
視力低下やまぶしいという目の症状や白内障にも関係がある。
さて皮膚の細胞回転の速さに関係するということはビタミンB2が不足するとターンオーバーが低下してしまうということになる。また抗酸化が働かず、細胞の劣化が進んでしまうということになる。過度の不足が長期になると早老症になる。
寒くなり口角が切れたり、皮膚がカサカサになったりしますが乾燥が原因ではないかもしれません。B2の補給も大切ですのでこまめに摂ってくださいね。
ビタミンB2はたんぱく質と結合した形で存在するのでビタミンB1ほど早く排出されませんが、水溶性ビタミンですので毎日とってくださいね!
そうそうビタミンB2は成長因子のと知られているのでビタミンGともいわれていたようです。お子様の成長にも大切でビタミンAとともに十分とる必要がありますね!!
骨の老化
さてこれから老化シリーズで書いていこうと思う。
今回は骨の老化について書いていこうと思う。
老化というのはエネルギー代謝や物質代謝が低下した状態ということになる。そのため細胞分裂の速度が低下した状態ともいう。
今回は骨の老化。
上記の事を加味して言うと骨細胞の分裂が低下した状態ということになる。
骨の構造というのは、コラーゲンが支柱となっており、そのコラーゲンは3分の2とも4分の3ともいわれており、大部分がコラーゲンで出来ているということになる。
骨というのは一般的にはカルシウムというイメージがあるかもしれないが、コラーゲンという支柱にカルシウムというセメントを塗っているということになる。
人間というのは常に物質代謝によって変化している。それは「代謝回転」という現象で「異化」と「同化」というサイクルで行われている。「異化」自分と違うものものになる化学変化で「同化」自分と同じものになる化学変化であ。
老化というのは「異化」と「同化」のバランスが崩れてしまい同化より異化のほうが盛んに行われた結果と言われています。
コラーゲンの異化が起こると分解されてアミノ酸となり、同化では日々摂取したたんぱく質を分解してできたアミノ酸からDNAの指令を受けてコラーゲンができます。
このコラーゲンであるが、合成にはビタミンⅭとたんぱく質が必要である。
因みによく歯を磨くと血がでるという人はビタミンCがかなりふそくしていることが考えられる。コラーゲンというのは細胞と細胞をくっつける役目があるのでコラーゲンがないということは組織の脆弱性をたかめるため出血してしまうということだ。
次にコンクリートの位置であるカルシウムについてである。カルシウムはは血液の微アルカリを保証するするため大切である。また、神経や筋肉の働きにも重要である。
血中カルシウムが低下すると、神経がいらいらするし、筋肉収縮力が低下するし血液は酸性化するしと、まずいことが起こる。
その血中カルシウム値を低下させないよう骨を溶かしてカルシウムを補おうとする。血中カルシウム値が低下すると、上皮小体ホルモンであるパラトルモンが働き、骨を溶かしたり、腎臓でカルシウムの排出を軽減させたりして、血中のカルシウム濃度を低下させないようにする。
逆に骨からカルシウムを溶け出さないようにするホルモンがある。それがカルシトニンと言われるホルモンである。しかしカルシトニンは女性ホルモンとの関係があり、女性が閉経するとカルシトニンの分泌が現象してしまう。
年配の女性が骨粗鬆症になりやすいのはこのためである。
骨の溶け出しを防ぐビタミンも存在する。それがビタミンDである。ビタミンDは紫外線に当たることにより、コレステロールから生成される。
よくコレステロールを下げる事に躍起になっている方も多いのですが、コレステロールの下げすぎは骨にとっても危険があるので気をつけなければいけない。
40代になると前回の、ヘイフリットの限界でもいったが細胞分裂が急激に落ちる。抗酸化にも気をつけながら、タンパク質とビタミンCカルシウムの摂取をし15分以上は散歩するなど自己管理する必要があると思います。
骨の成分はコラーゲン
おはようございます!かのえ鍼灸整骨院です。
今週の栄養学は
骨の成分の3分の2はコラーゲンである。
骨と言えば何かとカルシウムという感じであるが、実は骨の成分の3分の2はコラーゲンである。コラーゲンは色々なタンパク質の中でも構造タンパクであり、身体の骨格を作る大切な成分であり、身体のタンパク質の3分の1はコラーゲンとして使われている。
コラーゲンの生成に大切なビタミンがありビタミンCが必要でタンパク質が十分に摂れていたとしてもビタミンCが不足するとコラーゲンの生成は出来ない。
ちなみにビタミンCが不足すると出血しやすくなり、歯茎の出血がしやすくなったり、少しのぶつかっただけで出血してしまったりする。
もちろんカルシウムも大切でコラーゲンという支柱に、コンクリートのカルシウムを塗るというイメージだ。
ただこのカルシウム、血中濃度が下がると骨から溶け出してしまう。しかも大量に!!
その溶け出したカルシウムは色々な所に沈着する。それが胆石であったり、尿管結石であったりするとかしないとか、、。その他にも沢山問題が出てくるが、今日はここまで
タンパク質とコラーゲンとビタミンCは沢山とってくださいね!
ヘイフリットの限界と老化について
東京グールという漫画を読んでいて、ヘイフリックの限界という単語が出てきた。漫画でこの用語が出てくると思わなかったので少しビックリしたのでより皆さまに東京グールを楽しんでもらうためにヘイフリッツの限界について書いて行こうと思う。
ヘイフリッツの限界というのは簡単に言うと人間の細胞分裂の回数に限界があり、だいたい40から60回で細胞分裂が頭打ちになり、そこで細胞分裂をやめ死滅する。
この限界は人間の寿命やガン年齢と密接にむすびつけられている。
この限界というのは、テロメアというは染色体の端にある長さに関係し、細胞分裂を行うとテロメアが短くなり染色体の維持が出来なくなり細胞死を起こすという事である。
免疫に関係するリンパ球を作る方法はいうまでもなく細胞分裂である。
リンパ球産生器官である、細胞がヘイフリックの限界に達したとき、ガン細胞の攻撃は続行不能となる。この時期がすなわちガン年齢であると推測される。
細胞分裂が落ちるという事は、タンパク質の合成も落ちるということになる。肌や生体反応に必要な酵素などが合成出来ないため老化も促進してしまうということだ。
だいたい40歳を超えると細胞分裂が急激に落ちてしまう。
これはヘイフリットの限界が起き細胞分裂が頭打ちになりつつある事を意味するらしい。
この限界を促進してしまう事もある。例えば酸化ストレスや紫外線などの外的要因が挙げられる。
ではこのテロメアを伸ばす方法はないだろうか?
実はある。
この限界の促進は細胞の膜が酸化されることにより起こると言われている。
この細胞膜の酸化を防ぐため抗酸化作用のある。スカベンジャーを摂取する必要がある。
抗酸化のある栄養素とは、ビタミンCやE、カタラーゼと言われる鉄分を含んだタンパク質である。
40代を超えてから病気や老化促進しないようくれぐれも栄養素の摂取を心がけてほしい。