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怪我し易いのはタンパク質不足?

こんにちは、かのえ鍼灸整骨院の宮川です。

今回はお子がいさんがスポーツをしていて、以前した怪我をまたやり、それからも色々怪我するようになったので何故ですか?というお問い合わせがあったので、お題は、、

 


今週の栄養学は「怪我し易いのは、タンパク質不足?」

スポーツなどで怪我をするのは筋膜損傷が多いのではと考えています。

筋肉というのは、筋膜という膜覆われています。

これがまた、沢山の膜におおわれていて、

筋肉組織を覆う筋外膜、筋線維束を覆う筋周膜、筋線維を覆う筋内膜。

この筋線維がいわゆる筋細胞で、その筋線維の中にも形質膜と基底膜に覆われています。

この筋線維の中には、収縮するためのタンパク質。アクチンとミオシンというのが束になってあり、これがスライドする事により筋肉が収縮します。

この筋膜というのは構造タンパクといって、ほとんどコラーゲン線維でできています。

コラーゲンというのは、タンパク質で、形を作るためのタンパク、構造タンパクの代表です。

また、筋細胞の中の収縮タンパクを安定させる構造タンパクも色々あり、

タイチン(アクチンとミオシンをz板にくっつけるタンパク)

ネブリン(アクチンを包む膜。このタンパクのおかげで長さを均等に出来ている)らしい。

他にも、capz、αアクニチン、デスミン、ミオメシンなどや、難病の筋ジストロフィに関係するジストロフィンというタンパク質も筋原線維に含まれており、筋の構造や収縮を安定させています。

しかし、過度なトレーニングや外的衝撃など、ダメージを受けたり、酸素を大量に消費するために酸化ストレスにさらされたり、腫れを起こし阻血が起こったりなど筋膜のコラーゲン線維の架橋形成(筋膜のたわみみたいなもの)や構造タンパクの安定性の破壊などが起こると考えられる。

運動をする人は、常にコラーゲンなどの構造に関するたんぱく質を作り続け、入れ替えていかなければならない。

しかし、もしたんぱく質の不足した状態でトレーニングを続けたりすると、脆弱な膜の状態で大きな筋収縮をしたりダメージを受けたりすると怪我をしやすくなり、怪我を繰り返すという事になる。

たんぱく質の摂取量は普段特に運動をされない方で体重×1000分の1グラムを目安に取っていただきたい。運動をされる場合はその1.5倍は摂ったほうがいい。

大体40キロの方で40グラム、運動をされている場合は60グラム程度と考えていただければと思います(卵一個で7グラムと考えていただければと思います)

病院で働いていた時や、スポーツ関係で仕事していた時才能にあふれた選手が怪我でリタイアするのをたくさん見てきました。できるだけ長くスポーツを楽しむためにもたんぱく質は沢山摂ってくださいね!!

 

 

 

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